日蓮宗 一乗山妙法寺

お知らせ

  1. トップページ
  2. お知らせ
  3. 時代は七十七年周期で変わる(広報誌 妙法 第158号掲載)住職 井村一誠
  • 時代は七十七年周期で変わる(広報誌 妙法 第158号掲載)住職 井村一誠

    2023年05月07日

    法話

    3月の春季彼岸法要、4月の先師塚本たし先生開基法要(第36回)に多くの方々にお参りいただき、盛況のうちに終えることができましたこと、この場を借りて御礼申し上げます。

    開基法要午前の部で、妙君寺住職の加藤雄燈上人の法話の中で、「大学の講師をしている先生から、興味深い話を聞きました。時代は七十七年周期で変わる。今年は2023年、七十七年前は1946年終戦の年です等々」というお話をお聞きし、妙法寺の歴史を振り返ってみました。

    「妙法寺のあゆみ」の年表によると、1946年(昭和21年)は、第1回先祖追善供養祭聚楽園大仏前で開かれるとあります。

    この時代に塚本たし先生と坂かよさんの出会いがあり、先生は名古屋の蟹江はつゑ先生、恒先生に師事、独立し、横須賀の地に「南無妙法蓮華経」のお題目の道場が開設されました。

    当時の活動は、月2回の法座・立正会(現在の青年部)・法華経と御遺文の勉強会等々。法座での法話は、親孝行、先祖供養、慈悲・誠・堪忍の三徳の実践、貧・瞋・痴の三毒の排除といった、徳目の実践体験談でした。私は、法華経の内容もお題目もよく理解ができていませんでした。

    その後、一念発起し、平成六年第一期信行道場入場。道心寺の蟹江一肇上人の弟子となり、日蓮宗の僧侶となりました。この時期はまだ妙法会でしたが、平成17年妙法会の会長を父から私にい法灯継承され、翌年妙法会から妙法寺へ新寺建立いたしました。宗門に帰属することにより、法華経の勉強会に触れる機会に恵まれ、日蓮上人の宗教、教学を学び直し、何故法華経なのか、お題目を唱える事の理解を深め、今日に至っています。

    1939年(昭和14年)の坂鐐三さ宅の法座から八十四年です。「時代は七十七年周期で変わる」とは、このことです。これからも、お題目を伝えるお寺として勤めていきます。

ページの先頭へ